Vol.6

「和牛のオリンピック」に 佐賀県代表として、 うちの子も選抜出品されました!

5年に一度の和牛の祭典(和牛のオリンピック)が10月25日~29日に長崎県で開催され、全国から選りすぐりの和牛480頭が集結!

 テレビや新聞でさかんに報道されたので皆様もご存知かもしれませんが、5年に一度、全国の優秀な和牛を一堂に集めて牛の改良の成果を競う和牛の祭典「第10回全国和牛能力共進会」が、今秋長崎県で開催されました。「種牛の部」と「肉牛の部」に38道府県から480頭が選抜出品され、佐賀県は4頭出品。うれしいことにうちの子も選抜されて、佐世保まで行って来ました!

 この別名和牛のオリンピックは、全国の牛飼いと各道府県の関係者が、長年かけて取り組んできた牛の改良の成果を評価し、日本全体の和牛畜産業の底上げをはかるという開催意義があります。特に今回は口蹄疫や東日本大震災など災害からの復興を後押しするという意味でも、とても重要な大会でした。


種牛作りが、和牛畜産業の根幹です。

 優秀な和牛を生み出すには、まず優秀な種牛を育て、血統のよい子牛を産ませ、その子牛を立派な肉牛に肥育する、というそれぞれのパートの技術向上が必須です。特に交配に交配を重ねて数十年もかけて改良していく種牛作りはその根幹で、各道府県が威信をかけて取り組んでいるスパンの長い事業。だから、そこで生み出された種牛は各道府県の宝物なんですね。今回、参観して改めて思ったこと。歴史と風土に培われてきた和牛の世界はなんと奥深いのもなのか、と。

佐世保会場へ、いざ出陣! 

県の厳しい予選をクリアして最終選抜されたうちの子です。この日のために牧場スタッフ一丸となって磨きをかけてきました。

 


「種牛の部」の審査会場(ハウステンボス駐車場)
「種牛の部」の審査会場(ハウステンボス駐車場)

 

すごい、すごい! さすが、宮崎! 

 そして、審査の結果は―。出品するからには誰もが夢に描くグランプリ獲得。私たちも淡い期待は持っていたのですが、「種牛の部」「牛肉の部」合わせて9つの審査区分のうちなんと5つの審査区分でグランプリに輝いたのは宮崎県。しかもぶっちぎりで!これには出品者全員が驚嘆すると共に、賞賛の拍手。あの口蹄疫から驚異の速さでの立ち直りです。

 やはりダントツ宮崎には「どうしたら、こんな牛が育てられるのか…」とただただ感心するばかりで。でもだからこそ、うちもまだまだ進化する可能性があるということで5年後に夢が膨らんできて。次回は宮城県開催ですが、「次の宮城にも行きた~い!」と強く思ったことでした。

<2012年 冬>

↑全国のブランド牛が集まりました!
↑全国のブランド牛が集まりました!

ここは大画面のセリ会場です 

「肉牛の部」審査後は、全国の畜産農家の見守るなか、佐世保市体育文化館で枝肉のセリが行われました。

祝、宮崎ブランド復活!

「肉牛の部」でグランプリ獲得の宮崎牛は本当にレベルが高かった! 枝肉断面のロースの面積はほか牛の倍以上でサシの入り具合も見事。



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Vol.27<2023年 夏> 子育て真っ盛りの若手スタッフも増えてきました。

Vol.26<2022年 冬> 通信でお伝えしたいのはありのままの中山牧場です。

Vol.25<2022年 夏> 将来の牛飼いを夢見て、若い夫婦が玄海町にやって来ました。

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Vol.19<2019年 夏> 繁殖から肥育まで。牛たちを無事に出荷できるのも地元の協力あってこそ!

Vol.18<2018年 冬> 和牛をおいしく楽しく堪能!

Vol.17<2018年 夏> おかげさまで 中山牧場50周年、食肉販売部門20周年

Vol.16<2017年 冬> お肉のことを知れば知るほど、選び方や味わい方、たのしみ方がひろがります。

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Vol.11<2015年 夏> 中山牧場の基礎を築いてくれた両親。

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Vol.6 <2012年 冬> 「和牛のオリンピック」に佐賀県代表選抜出品されました!

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